この記事では、価値のあるアドセンス記事を書いてもらうための「教育」について書いています。
- 読者のことをまったく考えずに自分が書きたいように書く
- 読者の気持ちを真剣に考えて情報をプレゼントするように書いてくれる
あなたが雇っている外注ライター(以下ライターさん)はどちらですか?
僕が雇っているライターさんは、ほとんどが後者です。
しかも、1記事300円~で雇った、ライター経験なしの初心者さん。
どうすれば読者の気持ちを真剣に考えてくれるようになるのかというと、「読者のイメージを叩き込む!」これが大事だと思っています。
叩き込む!といっても、ムリヤリ読者をイメージさせるのではありません。
いつの間にか読者のことをイメージできるように、自然な流れでライターさんの意識を誘導しています。
それでは、読者の気持ちや行動をイメージさせるために僕がやっていることについて、本文で詳しく解説していきますね。
読者のほうを向かせるためには
まずはじめに、「読者のほうを向かせる」ということからはじめます。
採用してすぐのライターさんは、
- とにかくホメてほしい
- すごくいい記事だと言われたい
というように、仕事の依頼者(あなた)に評価してもらうために記事を書こうとします。
これを、
仕事の依頼者(あなた)に評価してもらいたい!
↓ ↓ ↓
記事を読んだ人(読者)によろこんでほしい♪
というように、向いてる方向を「あなた」から「読者」へ少しずつシフトさせていきます。
この状態になれば、ほっといてもターゲット(読者)のことを考えて文章を書いてくれるし、「こんなのどうですか?」といろんな提案をしてくれたりもします。
目的は、どんな人に向けて書くのかをリアルにイメージできるようになってもらうこと。
そのためには、"「あなた」がどう思うのか"ではなく、"「記事を読んだ人」がどう思うのか"という読み手目線でライターさんを教育していきます。
たとえば、このようなアドバイスをします。
- もう少し詳しく書いてあげないと○○で悩んでいる人はわからないかもしれません
- 実際にあったこと(体験談)を入れてあげたほうが納得できると思いますよ
- 情報が多すぎると混乱してしまうので、もう少し文章を削ってわかりやすくしてあげてください
- 書いている言葉が難しいので、読者が理解できる表現で書いてあげてください
- 初心者の方でも理解できるように「~とは」という説明を入れてあげたほうがいいですよ
ポイントは、「~してあげる」という表現を使うことです。
- 「~してください」⇒ 自分のために「してくれ!」と言っているのと同じ
- 「~してあげる」⇒ 自分のためではなく、読者のためを思って言っていることが伝わる
この表現ひとつで読者のほうを向いていることが伝わるし、読者のためを思ってのアドバイスだということも伝わるので、あなたへの印象もグッとよくなるはずです。
「読者をイメージして書いてください!」
といっても、最初からできる人なんてほとんどいません。でも、常に読者を意識したアドバイスをしていくことで、少しずつ「記事を読む人はどんな人なのか」がイメージできるようになってます。
記事を読み終わったあとの読者の気持ちと行動
記事を読み終わったあと、読者は「どんな気持ちになるのか」ということと、「どのような行動をとるのか」を伝えます。
これは、より読者の気持ちを考えさせて「記事の質を上げること」、そして自分が書いた記事で「読者の感情を動かすことができる」ということを分かってもらうためです。
それでは詳しく解説します。
読み終わったあとの気持ちの変化を伝える
記事の内容によって、読み終わったあとの読者の気持ちに「天と地ほどの差がある」ことを伝えます。
■ 記事の内容がよかった場合
- 「この記事に出会えてよかった」
- 「やった~!これで解決できた!」
- 「なるほど、これならできるかも」
- 「すごくわかりやすい記事だったな~」
- 「よし、すぐにやってみよう!」
もやもやしていたものがパーッとが晴れて前向きになるイメージ!
■ 記事の内容が悪かった場合
- 「なんか余計に混乱してきた」
- 「専門用語ばっかりでよくわからなかった」
- 「もっと詳しく書けよ!」
- 「けっきょく何が言いたいのかわからない」
- 「・・・・・・で?」
記事を読んだことでさらに混乱し、イライラしてしまう最悪なパターン
「あなたはどちらの記事が書きたいですか?」
このように質問すれば、100人中100人が「読者に喜んでもらえる記事」と答えます(当たり前ですけど)。
ここでは、「記事の内容によって読んだ人の気持ちがこんなにも違う」ということを分かってもらえればOKです!
読み終わった後どんな行動をとる?
読者が記事を読み終わった後にとる行動パターンを2通り伝えます。
■ 記事の内容に満足した場合
- 読み終わったあとスマホを閉じる(もう検索する必要がないため)
- 誘導したい記事へ読み進めてくれる
- スマホを閉じてすぐ行動に移す
■ 記事の内容が物足りなかった場合
- 疑問が解決できてないのでさらに検索する(イライラ)
- イライラしてスマホを投げる
どっちがいいですか? と聞くまでもないですね(笑)
ネットで検索したことある人なら、どっちも経験したことがあると思います。
「なるほど!と思ったときはすぐにページを閉じて行動します」
「すごく納得できたときは、なんか気持ちも身体も軽くなる感じがします」
「ずーっと引っかかっていたものが取れて、ストレスから解放される感じ」
「私も読んだ記事だけでは解決できなくてさらに検索したことあります」
「内容が浅い記事を読んでイライラしたことあります」
このような反応があれば、ライターさん自身が検索する側だった時に思ったことと、記事を読んでくれるであろう読者の気持ちをリンクさせやすいです。
「それってどんな記事でした?」と聞けば、なんとなく記事の内容を思い出してくれるかもしれません。
いい記事とダメな記事をイメージできれば、より読者の気持ちに寄り添った"いい記事"を書きたい、と思うようになります。
さらには、「読者の感情を良い方向へ動かすために文章力を上げたい!」という、「自己実現の欲求(成長欲求)」の段階までくれば、文章術の本を買い与えるのもありです。
オススメは、山口拓朗(著)『「9マス」で 悩まず書ける文章術 』。
初心者でも"簡単"に伝わる文章が書けるようになる素晴らしい書籍なので、「文章を書くのは好きだけど情報をまとめるのが苦手…」というライターさんに贈ると、一気にプロ並みの文章に化けるかもしれませんよ(*^^*)
まとめ
今回は、読者のイメージを叩き込む方法について書きました。
簡単にまとめると、
- 向いてる方向を「あなた」から「読者」へ少しずつシフトさせる
- 「~してあげる」という表現を使うことで、読者のことを考えさせる
- 読み終わった後の気持ちの変化を伝えて、読者にどう思ってほしいかイメージさせる
- 読み終わった後どんな行動をするのか、自分の経験と読者の行動とをリンクさせる
記事の内容によってここまで読者の反応が違うんだ、ということがわかればとりあえず成功です。
中には、「そんなの関係ない!」「自分の書きたいように書く!」みたいな人もいるかもしれません。
そんな人は、募集の段階から寄り付かないように対策しておきましょう。
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補足
読者のことを考えて書いては見たんだけど、内容に自信がない・・・アドバイスがほしいです!
というふうに言われることがよくあります。
そんな場合、僕は、同じサイトの記事を書いてもらっているライターさんだけでグループチャットを作ります。
その中で、わかりやすいところ、情報が足りないところ、削ったほうがいい文章、誤字脱字なんかも言い合えるようにすると、ライターさん同士で勝手に成長していってくれますよ(*^^*)