※この記事では、外注単価が1記事300円でも質の高い記事を書いてもらえる方法について書いています。
- この外注さん返事だけでぜんぜんやる気ない…
- 何回言っても誤字脱字だらけ…
- マニュアル通りの書き方をしてくれない…
↑こんな悩みありませんか?
僕はクラウドワークスで100人以上の方と契約しましたが、最初はなかなかうまくいかず、上記のようなことで悩んでいました。
文字単価〇円や、1記事〇百円で書いている外注ライターさんにとって、記事の質なんかあまり関係ないんですよね~(本当のプロライターは別)。
ある程度の記事を書けばお金がもらえるわけですから、まぁ記事の質が低いのは当たり前なんです。
でもね、そんな外注ライターさんに、「いい記事を書きたい」って思ってもらえるようにする方法はあります!
僕が雇っているライターさんは、1記事300円にもかかわらず、8000文字を超える記事を納品してくれたこともあります。
そこで今回は、外注ライターのやる気を上げて記事の質を上げる方法についてご紹介します。
外注ライターさんをやる気にさせる方法とは
外注ライターさんをやる気にさせるためにはいくつか方法があるんですが、その中でも一番大切なこと・・それは、サイトを愛してもらうことです。
なぜなら、ただ記事を書くだけではモチベーションが続かないし、自分が一生懸命書いた記事が「どんな形」になって「どんな人のために役に立っているのか」がわからないからです。
僕が雇っているライターさんには必ず、
- そのサイトはどんな人のためにどんな目的で作っているのか
- どんなサイトで記事を公開するのか
ということを説明しています。
サイトを愛してもらうためにはどちらも必要なので、これから詳しく説明していきます。
どんな人のためにどんな目的で作っているサイトなのかを理解してもらう
簡単に言えば、サイトを作った目的(サイトコンセプト)を共有するということです。
例
■どんな人?
⇒自分が過去に悩んでいたことと同じ悩みで苦しんでいる人。
■どんな目的?
⇒自分の経験や知識を発信し、今悩み苦しんでいる人を楽にしてあげる、その悩みから解放してあげる
「どんな人」に向けて、どんな記事を書いたらいいのかが明確になることで、ライターさんのやる気は何倍にも上がります!
記事単位でターゲットを設定するだけだと、毎回変わるターゲットをいちいちイメージしなくてはいけません。まぁある程度ターゲットをイメージできたとしても、どうしても「ターゲット」<「記事を書くこと」になってしまいがちです。
そうなると、ただネット上にある情報をリサーチしてまとめるだけの、「気持ちの入っていない記事」が完成します。
それを回避するためにも、どんな人のためにどんな目的で作っているサイトなのかを理解してもらう必要があります。
このサイトを見るであろうユーザーの気持ちが理解できない人はそもそも雇わないほうがいいです。
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素質のある外注ライターを雇うための採用基準
やっと応募してきた人がまったく文章が書けない人だった… こちらの要望をぜんぜん聞いてくれない… マニュアル通りに記事を書 ...
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ユーザーの気持ちがわからない人に書いてもらうと、自分が言いたいことだけを書いた独りよがりの記事になる可能性が高い。
逆に、ユーザーの気持ちがわかる人が書けば、「その悩みから解放してあげたい」「楽にしてあげたい!」という気持ちのこもった記事になりやすいので、その結果、記事の質も上がり、ユーザーの心に響くコンテンツになっていくということです。
どんなサイトで公開されるのかを教えてあげる
外注ライターさんをやる気にさせるのに一番効果的なのが、自分で書いた記事がどんなサイトで公開されているのかを見せてあげることです。
はじめて自分の書いた文章が、ちゃんとした記事として仕上がった時の喜びって覚えていますか?画像を入れて文字装飾しただけでも、同じ文章とは思えないぐらい華やかな記事になりますよね。
僕は必ず書いてくれたライターさんに仕上がった記事を見てもらっているんですが、ほとんどの人がものすごく感激してくれます。
サイトのデザインを好きになってもらうことって意外と大事なんですよね~。
僕が運営しているサイトは、育児系・教育系・ビジネス系・ストレス発散系・趣味系・・・など、いろいろありますけど、デザインにはこだわっているほうだと思います。(素人なりに)
よく、「サイトのデザインなんか気にするだけ時間のムダ」なんて言われるんですけど、すべてのジャンルでムダだとは思いません。
てゆーか、サイトのデザインにこだわることで僕自身のモチベーションも上がりますし、サイト作りに携わってくれる外注さんも、サイトのデザインを好きになってくれています。
その結果、サイトを愛してくれるようになるんです。
自分が一生懸命書いた記事が、ダッサいサイトに投稿されるのと、デザインにこだわっているオシャレなサイトに投稿されるの、どちらがいいと思いますか?
ほとんどの人が後者じゃないですか?


たしかに、いくらデザインをかっこよくしても、その記事自体の質は変わらないです。でもね、ライターさんにサイトを好きになってもらうことで、今後の記事の質には確実に影響しますよ。
外注ライターさんの承認欲求を満たすための方法
承認欲求とは、他人に「認められたい!」と願う気持ちのことです。これは誰しもが持っている欲求です。
僕は主に【クラウドワークス】 で外注ライターを募集しているんですが、応募してくるほとんどの人が主婦さんなんですね。
主婦業って給料はもらえない上になかなか大変さをわかってもらえない。
「こんなに頑張ってるのに、なんでわかってくれないの…。」
「私の頑張りを認めてもらいたい…。」
このように思っている人が多いんです。


そこで!
主婦さんが抱えるその承認欲求を思いっきり満たしてあげることによって、どんどんやる気MAXになってくれるんです。
そのためにはどうすればいいのかというと、記事の中で少しでもいいところがあれば褒めまくる!たったそれだけでOK!
ただ、これには問題点があります。
それは、「褒め続けることが難しい」ということと、「褒められることに慣れてしまう」ということです。
じゃあどうすればいいのかというと、承認欲求を求める相手を切り替えていけばいいんです。
ようするに、「良い記事を書いてクライアントに褒められたい」から、「自分の書いた記事に訪問してくれるユーザーを満足させたい」というふうに、ライターさんにとってのターゲットを「クライアント」→「検索ユーザー」にシフトさせるんです。
これは、クライアント側にとってもすごく楽になるんですよね~。
例えば、「クライアントに認められたい!」「クライアントに満足してもらいたい!」だけだと、ライターさんのやる気はこちらの反応次第なんですよ…。
「いや~素晴らしい記事ですね~♪すごく○○のことがわかりやすく書かれててわかりやすいです~」
「この表現方法は思いつかなかったです。○○さんはすごいセンスありますね~」
・・・こんなこと毎回言えますか?
僕には無理です・・・っていうか無理でした!(特に褒めるところが見つからない記事は困る…)
最初はいいんですよ。褒めるところもいっぱいあるし、褒められることに免疫がない人が多いから、軽く褒めただけでも喜んでくれるんで・・・
でも、それっていつまで続けられます?
まずライターさんが褒められることに慣れてきます。で、こちらも褒めることがどんどんなくなってきます・・・ってなれば、褒めるだけでライターさんの承認欲求を満たし続けることなんて不可能に近いんです!
褒める達人ならできるかもしれませんけど、凡人の僕には無理でした。
そこで、「クライアントに認められたい!褒められたい!」から「このサイトに訪問してくれるユーザーを満足させたい」に変えるんです。
記事を書き続けていれば、ほぼ間違いなく検索結果で1位になる記事がでてきますよね。
そこで、
1位になるということはGoogleに「役に立つ記事」だということを認められたということ。しかも、たくさんの人が記事を見にきてくれるので、これからあなたが書いた記事が、たくさんの人の悩みや疑問を解決し続けるんですよ。
ということをライターさんに教えてあげるんです。
すると、「もっといい記事を書いてたくさんの人の役に立ちたい」と思ってもらえるようになります。
※検索結果で1位を獲るまで時間がかかります。はじめはできるだけライバルの少なくて、比較的簡単に上位表示できるキーワードで書いてもらったほうがいいです。
検索結果で1位になっているのを教えてあげるのはすごく効果があります。まぁ、ライターさんだけじゃなく、自分も嬉しいですよね~。狙い通りに行ったわけですから(笑)
そこは一緒になって喜びましょう(*^^*)
ライターさんを交えてサイト設計の準備をする
僕が特化サイトを作るときは、ライターさんを交えてサイト設計の準備をします。
サイト設計をするためにはまず、「どんな人のためにこのサイトを作るのか」を設定します。いわゆる「ペルソナ」の設定ですね。そして、その人にどうなってもらうためのサイトなのか、などの方向性を決めなければいけません。
※重要※
過去に同じ悩みを持っていたライターさんのみで進める。
これをすることで、ターゲットがぶれない、しかも、ターゲットの気持ちを理解したうえで記事を書くことになるので、感情が乗りやすいというメリットがあります。
で、過去に同じ悩みを持っていたからこそ分かるターゲットの悩みや疑問を、提案としてどんどん出してもらいます。
- どんな悩みがあるのか
- どんな疑問があるのか
- どんな不安があるのか
- どんなことを求めているのか
- 過去にどんな記事を見ていたのか
- 体験談は書けるのか
- 経験した人にしかわからないこと
などなど。
このように、過去の自分とターゲットを重ね合わせて考えてもらうことで、ターゲットに感情移入してくるんですよ。
すると、「こんなことも教えてあげたい」「あんなことも教えてあげたい」というように、どんどん積極的に提案してくれて、サイト設計に必要な記事のテーマを提案してきてくれるようになります。
ここまで気持ちが乗ってくれればもう大丈夫!あとはそのターゲットに向けて記事を書いていくだけです。
ただ、「こんな人に向けて記事を書いてください」っていって書いた記事と、自分たちが「どんな人に向けて書くのか」を考えた上で書いた記事とでは、記事の質、情報量ともに何倍も変わってきます。
ちなみに僕が運営しているサイトは全部、1記事1500文字~で契約しているんですが、特化サイトは平均文字数4000文字です。
一番文字数が多かった記事は8000文字越え!
この記事は、必要ない文章を削っても7400文字程度ありました(笑)
文字数が多いからっていいわけじゃありませんが、それだけ気持ちがこもった記事であることは間違いありません。
これは、サイトに愛情を持ち、ターゲットの気持ちをよく理解し、どうにかしてあげたいという思いがあるからこそできることだと思いますよ(*^^*)
最後に
よく、
「ライターさんにサイトを教えないほうがいい」
「不正クリックされる危険性がある」
とか言われていますけど、僕は気にせず外注ライターさんにサイトを教えています。(試用期間後ですけど)
不正クリックのリスクについて「大丈夫!」とは言い切れませんが、サイトを教えるリスクよりもメリットのほうが100倍上回っているので僕は教えています。
※ちなみに、企業サイトは外注ライターさんにサイトを公開していますよね。もし本当に不正クリックされてアドセンスのアカウントが飛ばされるのなら、企業サイトはどうなんでしょうか?
結局、ただ記事を書くだけだと楽しくないんですよね。
反応があってこそ、自分の書いた記事の価値もわかるし、認められることで満足感も得られます。
最初はクライアント(あなた)が記事を褒めて承認欲求を満たしてあげる。
それを徐々に「サイトに訪問してくれるユーザー」からの評価(Googleの評価)にシフトしてあげる。
こうすることで、積み重ねた記事がどんどん評価されていく、それが快感になったライターさんは、もう離れられなくなりますよ(*^^*)
※外注ライターさんにサイトを教えたことによるトラブルに関しては一切責任を負いません。教える場合は自己責任でお願いします。