この記事では、僕が「1記事 数百円」で雇っている外注ライターさんへの対応について書いています。
複数の外注ライターさんを雇ってひとつのサイトを作っていくためには、文章の書き方を統一させたいですよね。
ただ、「あれもこれも」とルールで縛りつけると、1記事数百円で書いているようなライターさんはすぐ辞めてしまいます。
そうならないためにも、ルールは「最低限守ってほしいこと」だけに絞ることが重要です。
ルールが多ければ多いほど「守らない」・・・というより、「守れない」人が多くなって、けっきょく自分でなおすことになるからです。
ここでは、外注ライターに厳守させるべき3つの文章ルールについて詳しく書いていきます。
ルールは3つに絞ると守りやすい!
まずは守ってもらいたいルールを「3つ」に絞ります。
なぜ「3つ」に絞るのかというと、ほとんどの人が「簡単に守れる(覚えられる)数」だからです。
ルールの数が多ければ多いほど、確認作業が増える(これがめんどくさい)。
この「めんどくさい」という気持ちが、ライターさんのやる気を下げる原因になってしまうんです。
ただこれは、「3つからはじめる」という意味であって、「3つだけでいい」という意味ではありません。
段階的にルールの数を増やしていくための第一ステップとして、まずは「3つ」からはじめていきましょう。
僕が最初に設定しているルールは以下の3つです。
- 漢字とひらがなのルール
- かっこの使い方
- 英数字の全角半角の使い分け
それでは詳しく説明していきます。
【ルール①】漢字とひらがなの使い分け
漢字の使用率「30%前後」がもっとも読みやすい文章とされています。
実際に、スッと入ってくるような読みやすい文章のほとんどが「30%前後」で書かれているんですね。
これが意外と重要なので、僕は「漢字とひらがなの使い分け」をルール化しています。
使い方がバラバラな言葉をピックアップする
ライターさんによって、特に「漢字とひらがなの使い方がバラバラだな~」と思う言葉をピックアップしていきます。
数は気にしなくていいので、自分が気になった言葉をすべて出してしまいましょう。
僕の場合は以下のような言葉をピックアップしています。
<漢字⇒ひらがな例10>
- 「出来る」 ⇒ できる
- 「色々」 ⇒ いろいろ
- 「沢山」 ⇒ たくさん
- 「是非」 ⇒ ぜひ
- 「全て/全く」 ⇒ すべて/まったく
- 「確かに」 ⇒ たしかに
- 「丁度」 ⇒ ちょうど
- 「後/後で」 ⇒ あと/あとで
- 「何時」 ⇒ いつ
- 「殆ど」 ⇒ ほとんど
この中で、特に使い方がバラバラで使用率の高い言葉は、
- 「出来る」 ⇒ できる
- 「沢山」 ⇒ たくさん
- 「是非」 ⇒ ぜひ
この3つです。
僕の場合はまず「この3つ」を守ってもらうことからはじめています。
ライターさんが迷わないようにするためにも、
「このサイトではこのルールで行く」という「基準」を作ってあげることが大事です。
これすら「めんどくさいな~」という方は、「文賢」という「文章作成アドバイスツール」を使ったほうがいいですね。
いちいちライターさんに細かいルールを教えなくてもいいし、設定したルール通り書かなかったら自分の代わりにツールが指摘してくれます。
ライターさんは、指摘されたところを確認しながら直していくだけだし、こちらはツールにルールの設定をしておくだけなので、精神的にものすごく楽になりますよ。
※文賢の使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。
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【ルール②】括弧の使い方
括弧にはたくさんの種類があります。
括弧には丸括弧(まるかっこ)・鉤括弧(かぎかっこ)・二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)・角括弧(かくかっこ)・波括弧(なみかっこ)・亀甲括弧(きっこうかっこ)・山括弧(やまかっこ)・隅付き括弧(すみつきかっこ)などの種類がある。
Wikipedia「括弧」より引用
その中でも、
- ()⇒ 丸括弧(まるかっこ)
- 「」⇒ 鉤括弧(かぎかっこ)
- 『』⇒ 二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)
この3つはよく使うので、統一するためにも「正しい使い方」を覚えてもらう必要があります。
使い方を簡単に説明すると、
- ( ) 丸括弧(まるかっこ)
「補足情報」や「読みがな」「心の声」を入れるときに使う - 「」 鉤括弧(かぎかっこ)
「セリフ(会話文)」と「強調したい言葉」に使う - 『 』 二重鉤括弧(にじゅうかぎかっこ)
「」の中で「」を使いたいときと、書籍名や映画のタイトルなどに使う
このような感じです。
僕は今まで300人以上の素人ライターさんを見てきましたが、ほとんどの人が「かっこ」の正しい使い方を知らないまま、「感覚」で使っている印象です。
そういう僕も勉強するまでは「かっこ」の正しい使い方なんて知らなかったので、エラそうなこと言えないんですけどね(笑)
かっこに関連する「注意点」として、
- 括弧(かっこ)閉じの前には句読点をつけない
- 括弧は「全角」に統一する
この2点も守ってもらいましょう。
【ルール③】英数字の「全角」と「半角」の使い分け
「全角」と「半角」はきちんと統一していないと、ひとつの記事の中でもごちゃごちゃになってしまいます。
とくにスマホ入力している場合は、キーボードアプリや機種によって「文字変換予測」がバラバラなので、ややこしい……。なので、ハッキリと指示を出してあげましょう。
簡単にいうと、
数字の1桁以外は全部「半角」。
これで統一すればOKです。
- 数字の1桁 ⇒「全角」
- 数字の2桁以上 ⇒「半角」
- 英語 ⇒「半角」
使い分けるのがめんどくさい場合は「すべて半角に統一する」という手もあります!
なぜ「すべて半角」に統一するのかというと、もし中途半端に「全角」が入っていたとしても、ワードプレスの「検索置換」を使えば一括で「半角」に統一できるからです(ここでは詳しく書きませんが)。
「全角」と「半角」のルールぐらいは覚えてほしいんですけど、けっこう守らない人(忘れてしまう人)は多いんですよねぇ……。
なのでこれはしつこく言うしかないと思っています。
まとめ
最初のころは覚えることが多いので難しいと思います。
なので、あんまり厳しくしないほうがいいです。
一気に間違えているところを注意するより、「まずはひとつずつ覚えていこう!」というスタンスのほうが、最終的にはルールを守ってくれる人が多くなります(経験上)。
雇っているのはプロのライターさんじゃないので、あまり高度な要求をせずに、ゆっくり育てていけばいいと思いますよ!
注意したり教えたりするのがめんどくさい!
という場合は、有料ですけど「文賢」を使ったほうがいいですよ。
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