この記事では、僕が「1記事 数百円」で雇っている外注ライターさんへの対応について書いています。
外注ライターさんに修正依頼するのって気を使いますよね。
「もし修正するところがあれば遠慮なく指摘してください!」
とかなんとか言いながら、実際に指摘しまくると、「体調が悪くて…」とか、「子供が入院することになって…」とか言ってやめていく人が多いです。
指摘するたびにやめられるとなると、さすがに気を使って何も言えなくなってしまいます。
修正依頼を「型通り」にすることで、気をつかわず "簡単" に修正依頼できるようになりますよ!
ここでは、外注ライターに気をつかわず「修正依頼」する方法について、書いていきたいと思います。
修正依頼の形は「2段階」で考える
僕は外注ライターさんに気持ちよく修正してもらうために、修正依頼の形を「2段階」で考えています。
なぜ2段階にしているのかというと、最初の修正依頼だけでは意図したこと(何を修正してほしいのか)が伝わっていない場合があることと、修正できていなかったところを再度修正依頼するためにはテクニックが必要だからです。
絶対にNGなのは、外注ライターさんを責めること!
ただ修正する箇所を指摘するだけだと、ダメなところを責めているのと同じですよね。
自分にそんなつもりはなくても、相手からすれば責められているみたいでネガティブな気持ちになります。
その状態になるのを避けるためにも、修正依頼の形を「2段階」にして、ポジティブな状態で修正してもらうようにしています。
外注ライターさんを責めずに気分よく修正してもらうための方法については、次の章から詳しく書いていきます。
【第1段階】褒めてから修正箇所を指摘する
これは心理学用語でいうところの「初頭効果」と「親近効果」をつかった修正依頼の方法です。
子供のやる気を伸ばすための注意のしかたと同じですね。
まず褒めることで相手の心を開くことができます。ようするに、こちらの意見を「聞く準備をさせる」ということです。
その準備ができてから、修正箇所を指摘します。
ここで大事なのが、修正すればさらに良くなるという「ポジティブな言い方」をすることです。
そうすることで、前向きな気持ちで修正してもらえるようになります。
それでは具体的な方法を説明しますね。
褒めかたのコツ
納品された記事をチェックしたときに、どこかひとつでもいいので、良いところを探します。
まずはそこを褒める!
記事全体の内容は置いといて、その部分 ”だけ” を褒めるんです!
「これすごくわかりやすいですね~」
「もう完璧!」
「こんなことよく知ってますね~」
などなど・・・
で、ここで言いたいのが、ただ褒めるだけじゃダメだということです。
なぜその部分がいいのか、なぜそこまで絶賛しているのかを具体的に説明してあげましょう。
そうすることで、たまたまいい感じで書けたことが、次からは意図して書けるようになっていきます。
褒めたあとの指摘(アドバイス)方法
相手の心を開き、こちらの指摘を ”気持ちよく” 聞き入れてもらえる準備ができました。
そこで、「さらに良くするためのアドバイス」という形で、修正してもらう箇所を指摘します。
たとえばこのような感じです。
「ここの表現は、もう少しこうすれば、もっと良くなりますよ~♪」
さらに大げさに褒めるバージョン!
「すごくよく書けててビックリです(笑)こことここが抜けちゃってるだけで、それ以外は完璧!」
ようするに、ダメだから修正させるのではなく、さらに良くするために修正させるんですね。
どちらも「修正する」ことには変わりないんですが、修正する「意味」が変わるので、前向きに修正してもらえるようになります。
ダメなものを合格点にもっていくより、いいモノをさらに良くするほうが気持ち的にも楽です。
「まずは褒めてから修正箇所を指摘する」という形を覚えておけば大丈夫です。
【第2段階】修正できていない場合にもういちど指摘する方法
褒めてから修正箇所を指摘しても、なぜか修正できていない場合があります。
その原因として考えられるのが2つ。
- 意図したことがちゃんと伝わっていない
- そもそも修正する気がない
それでは1と2、それぞれの外注ライターへの対応について、詳しく解説していきます。
意図したことがちゃんと伝わっていない
意図したことが伝わっていない場合に気をつけることは、「相手を責めない」ということです。
「なんで言ったことがわからないの?」
「はい、わかりました!って言ったやん!」
と、ついつい相手を責めたい気持ちになってしまうんですけど、そこはグッとこらえてください。
少しでも責めてしまうと、せっかく開いた心の扉を閉ざされてしまって、二度とその扉は開かなくなってしまうかもしれません。
そうしないためにも、相手を責めるのではなく、「伝わらなかった原因は自分にある」ということにしてしまうんです。
ようするに、
「あなたが理解できなかったのはあなたのせいじゃなく私のせいです!」
と言ってしまうんです。
「はぁ? こっちはちゃんと伝えたのに理解できなかったんは向こうやん!」
「私は何も悪くない!」
という声が聞こえてきそうですが、これだけはハッキリ言っておきます。
外注ライターさんをネガティブな気持ちにさせても、何一ついいことはありません。
感情的になるより、「修正させるための型」として割り切って考えたほうがうまくいきますよ。
具体的にはこのように伝えます。
「私の伝え方が悪くて伝わっていなかったみたいですね。すみません」
「もう一度わかりやすく伝えたいと思うので、もしわかりにくいところがあれば遠慮なく言ってください」
このように伝えることで、
こちらの伝え方が悪かったからできなかっただけで、あなたは何も悪くない。
ちゃんと伝わっていれば、あなたはちゃんと修正できる人だ!
というふうに受け取れますよね(笑)
で、修正箇所をもういちど説明すればOKです。
この形でもういちど修正箇所を説明してあげると、だいたいの人は理解して修正してくれます。
逆に、ちゃんと伝わっているのに修正してくれないような人は、期待するだけムダなのでほっときましょう。
修正する気がない場合
なかには何回修正依頼しても、ちゃんと修正してくれない人がいます。
めんどくさいから修正しないのか、意図したことが伝わらない(理解できない)だけなのかはわからないですけど、まぁどっちでもいいです。
こういう人は、
- コミュニケーション能力が低い
- 理解力がまったくない
- そもそもやる気がない
そんな人だと判断してOK。
これ以上雇い続けてもお互いストレスがたまるだけなので、キッパリと契約解除したほうがいいです。
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まとめ
今回は、外注ライターさんに気をつかわず記事の「修正依頼」をする方法について書きました。
一番大事なのは、ポジティブな状態を維持させること。
「ホメて」「心を開かせて」「修正箇所を伝える」ことで、気持ちよく修正してもらえるようになります。
それでも修正してもらえなかった場合は、「意図したことがちゃんと伝わっていない」かもしれません。
そんな時は、「自分の伝え方が悪かった」ということにして、もういちどちゃんとわかりやすく修正箇所を伝えましょう。
それでもダメな人は、あなたにとって「ストレス」にしかならないので、契約解除する方向で考えてみてください。
スッキリしますから♪