Geminiの「Canvas」は、ドキュメント作成やコーディングのアシスタントとして非常に強力ですよね。
私も毎日使っています。
でも、使い始めてすぐにぶつかる致命的な壁があります。
それは、「作成したドキュメントをMarkdown(.md)形式でダウンロードするボタンがない」こと。
「いやいや、そこは標準でつけといてぇや……」
と思わずツッコんでしまったのは私だけではないはずです。
せっかくCanvasできれいに整形された記事を作っても、Markdownとして取り出せなければ、結局コピペ地獄が待っています。
そこで今回は、この欠点に対する2つの回避策を紹介します。
正直に言うと、どちらも「裏技」と呼べるほどスマートなものではなく、少し泥臭い「運用でのカバー」になります。
ただ、現時点ではこれしか方法がありません。
特にコードブロックを含む記事を書いている人は、方法を間違えると構造が崩壊するので注意が必要です。
解決策1:
Googleドキュメントにエクスポートしてダウンロード(推奨)
最も確実で、特にコードブロックを含むドキュメントの場合に必須となる方法です。
「いちいちGoogleドキュメントを経由するの?」と思われるかもしれませんが、これが一番安全です。
手順
- Canvas右上の「共有(エクスポート)」アイコンをクリックし、「Googleドキュメントにエクスポート」を選択

- 作成されたGoogleドキュメントが開きます。
- Googleドキュメントのメニューから「ファイル」→「ダウンロード」→「Markdown (.md)」を選択します。

- PCの任意の場所にmdファイルで保存できます。
なぜこの方法が良いのか?
「Googleドキュメントを経由するなんて面倒くさい」
私も最初はそう思いました。
しかし、Canvasで作成した内容の中に一部でも「コードエディタ(コードブロック)」が含まれている場合、後述する「チャット出力」の方法では構造が完全に壊れてしまいます。
Googleドキュメントを経由することで、コードブロックの構造を保ったまま、きれいなMarkdownファイルを入手できます。
「急がば回れ」とはまさにこのことです。
解決策2:
チャットでコードブロックとして出力させる(テキストのみの場合)
テキストのみのドキュメントであれば、この方法が手軽です。
ただし、条件付きです。
手順
- チャット欄で以下のように指示します。
- 「右のCanvasの内容を、コピーできるようにコードブロックでMarkdown形式で出力して」
- チャット欄に出力されたMarkdownを右上のコピーボタンでコピーします。

【重要】この方法の致命的な弱点
この方法は一見スマートに見えますが、Canvasの内容に「コードエディタ(コードブロック)」が含まれている場合は上手くいきません。
発生するバグ(実体験)
Canvas内の文章中にコードブロック(``` で囲まれた部分)が存在すると、チャット欄でコードブロックとして出力させようとした際に、バグが発生します。
具体的には、記事内の「```(コードの開始)」がある箇所で、チャット側のコードブロックが誤って終了してしまうんです。
その結果どうなるかというと、
コードの中身が普通のテキストとして表示され、次にコードの終了記号(```)が出てきたところから再びコードブロック扱いになる……という、Markdownの構造が完全に崩壊した謎のテキストが生成されます。
👇こんな感じで ↓

「これ、手直しする方が時間かかるやんけ!」
と叫びたくなるので、コードを含む場合はこの方法は避けましょう。
なぜGoogleはこの機能をつけないのか?
ここからは少し深掘りして、「なぜこんな便利なツールにMarkdownダウンロードがないのか」を考えてみます。
あくまで推測ですが、Googleとしては「Google Workspace(ドキュメントなど)のエコシステムの中で完結させたい」という意図があるのかもしれません(Googleに依存してさせたい…ということ)。
あるいは、単にCanvasがまだプレビュー版(開発段階)であり、機能実装の優先順位が低いだけという可能性もあります。
私たちユーザーにとって重要なのは、ツールの仕様に文句を言うことではなく、
「現状の仕様の中でどうやって効率よく目的を達成するか」です。
「機能がないなら、あるものを使って乗り切ればええやん!」というマインドで、Googleドキュメントという既存の武器をうまく活用していきましょう。
まとめ
- テキストのみのドキュメント
→ 解決策2(チャット出力)でもOK。 - コードを含むドキュメント
→解決策1(Googleドキュメント経由)一択。
Canvasはまだまだ進化するはずです(期待しています)。
いずれMarkdownエクスポート機能も標準搭載されることを願いつつ、それまではこの「Googleドキュメント経由」のルートでサクサク効率化していきましょう。