この記事では、現在稼働中のSSDを、新しいSSDに取り替え起動確認するまでの手順を解説しています。
3rd master hard disk:s.m.a.r.t. ステータス不正、バックアップまたはデバイスを交換
press f1 to resume
PCを起動させるとき、このメッセージが表示されるようになりました。
調べてみると、ハードディスク(もしくはSSD)に問題がある可能性があるとのこと。
そういえば最近やたら起動するのに時間がかかっているし、もしかして、OSを入れているSSDが故障しかかってる・・・?
急に壊れたらやばいので、思い切って新しいSSDに交換することにしました。
- ケーブルの確保
- SSDのフォーマット
- クローン作成
- 既存のSSDと交換
など、けっこうやることが多いので、備忘録として、今回やったすべての手順を記録しておきます。
新しいSSDにSATAと電源ケーブルを差す
- 元々取り付けてあるSSDはそのままの状態にし、新しいSSDを取り付ける
- 新しいSSDに電源ケーブルやSATAケーブルを接続
- マザーボードの空きSATAポートにSSDからのSATAケーブルを接続
- 電源を入れ、SSDがBIOSで確認されているかどうかを確認
この流れで進めます。
今回 購入したSSD
今回購入したSSDは、価格ドットコムの「プロダクトアワード2018、パソコンパーツ部門」で大賞を受賞しているSSD!
Crucial(クルーシャル)MX500 シリーズ SATA接続 SSD(500GB)です。
交換するSSDの位置を確認
PCケースのサイドパネルを外し、中段の3.5ステルスベイを確認(左写真)。
上段にHDD、下段にSSDが取り付けられていました(右写真)。
仮にSATAと電源ケーブルを確保
クローンが完成するまでは、ブルーレイドライブにつけている「SATAケーブル」と「電源ケーブル」をSSDに付け替えて使用します。
※クローンが完成したら、元に戻します。
新しいSSDにケーブルを差す
ブルーレイドライブから外したケーブルを、新しいSSDに差します。
新しいSSDが使えるように「フォーマット」するための準備はこれで完了!
新しいSSDをフォーマットする
新しいSSDを「フォーマット」→「クローン作製」完了までは、この状態でOK。
SSDが認識されているか確認する
新しいSSDを取り付けても、新しいドライブとして認識されてなかったらフォーマットできないので、まずは確認のために「デバイスマネージャー」を開きます。
左下の「Windowsアイコン」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を開きます。
右クリックなのでお間違いなく。
「デバイスマネージャー」の中の「ディスクドライブ」を開き、新しいSSDが認識されているかを確認します。
ディスクドライブの中に、今回購入した「CT500MX500SSD1 ATA Device」と、前回使用していたSSD(同じ種類)が確認できました。
※ここでもし認識できていなかったら、一度PCを再起動することで認識されるはずです。
SSDをフォーマットする
新しいSSDが認識されていれば、次はフォーマットです。
左下の「Windowsアイコン」を右クリックし、「ディスク管理」を開きます。
ディスク管理を開くと、「ディスクの初期化」が表示されます。
パーティション方式を選ぶよう求められるので、「MBR(マスターブートレコード)」え選び、「OK」をクリックすればフォーマットが完了します。
※パーティションスタイル「MBR」と「GPT」は、簡単にいうと以下のような違いがあります。
- 「MBR」→ 容量が2TB(232×512バイト)までしか認識できない
- 「GPT」→ 2TBを超える大容量ハードディスクを正常に認識できる
今回使用するのは 500GB のSSDなので「MBR」で容量は十分。
※データ保存用に、2TB以上のHDDかSSDを使用する場合は、「GPT」を選択したほうがよさそうです。
ディスクのクローンを作成
クローン作成ソフトをインストールする
今回は、SSDのメーカーである「Crucial」の公式ソフトを使用してクローンを作成します。
まずはクローンをつくるためにソフト「Acronis True Image for Crucial」を公式サイトからダウンロード。
「ダウンロード」をクリックすると、保存先を求められるので、PC内の任意のフォルダに保存します。
保存した「AcronisTrueImageMicron_21500」をクリックすると、インストーラーが開きます。
インストールをクリックするとインストールがはじまります。
インストールが完了したら、次の工程へ進みましょう。
ソフトを使ってディスクをクローンする
「アプリケーションを開始」をクリック。
使用許諾契約を読み、「同意する」にチェックを入れて「OK」をクリック。
ソフトが立ち上がりました。
左メニューの「ツール」をクリックし、「ディスクのクローン作成」をクリック。
「自動(推奨)」を選択し、「次へ」をクリック。
「ソースディスク」を選択し、「次へ」をクリック。
「ソースディスク」とは、現在使用しているSSDのことです。
チェック
使用領域があるほうが、現在使用しているSSDです。
ターゲットディスク(新しいSSD)を選択し、「次へ」をクリック。
「ソースディスク」と「ターゲットディスク」を確認し、「実行」をクリック。
クローン作成の進行状況が表示されます。
クローン作成が完了したら、あとは旧SSD⇔新SSDの取り換え作業のみです。
旧SSD⇔新SSDを取り換え
SSDが付いていたアダプターホルダーを付け替えます。
新しいSSDにSATAケーブルと電源ケーブルを差し、中段の3.5ステルスベイへカチッと入れる。
3.5ステルスベイをPCケースに戻して完了!
電源ONで衝撃の事実が・・・
今回、SSDを取り換えることになったのは、PCを立ち上げる時に「ステータス不正」が表示されていたからです。
SSDが故障する前に新しいSSDに取り替えよう!ということで無事クローン作成も完了しました。
いざ、電源ON・・・
・・・なんでやねん!
ということで、「ステータス不正」の原因はSSDじゃなかったということが判明しました。
ちなみに、ためしに古いほうのSSDを違うPCに取り付けてみたんですが、普通になんのエラー表示も出ずに起動しました。
じゃあ何が原因やねん!!!
PC自体が約10年前のやつやし、もしかしたらマザーボートがあかんのかもしれへんなぁ・・・。
とりあえず「F1」を押せば起動するので、このまま様子を見ます。
<追伸>
「ステータス不正」の原因が判明。
原因はSSDではなかった……。
Windows10の再インストールが終わり、ひと段落したときに判明しました!
「Windows10の再インストール」手順はこちらをチェック↓