どうも、 効率化大好き カズ です。
今回は、AutoCADの3Dオブジェクトを均等に複写する方法をご紹介します。
配列複写では思ったように配列ができない…
枠の中で均等に配置するための簡単な方法を探している
という悩みを解決します。
結論から言うと、3Dオブジェクトを均等に複写するには[複写]コマンドの[配列]が一番簡単です。
[配列複写]コマンドではなく[複写]コマンドを使います。
実際にどのような手順で複写するのか、詳しく解説していきます。
※以下の使用環境で手順を解説します。
使用ソフト | AutoCAD 2023 |
ワークスペース | 3D モデリング |
「複写」コマンドとは
AutoCADの「複写」とはコピーのことです。
[複写]コマンドを使用することで、既に描かれたオブジェクトをコピーして、同じ形状や位置関係で複数のコピーを作成することができます。
[複写]を起動するには、「修正」の項目にある「」をクリックします。
または、ダイナミック入力で直接「COPY」と入力しても起動できます。
AutoCADの「複写」には「配列」というオプションがあります。
今回紹介するのはこの「配列」の使い方です。これを使いこなせれば、枠内に均等にオブジェクトを配置する作業が超効率化します。
例えば、複写するオブジェクトが100個あろうが1000個であろうが、ものの20秒もあれば簡単に配置できます。
それでは次の章から詳しい手順を解説していきます。
[複写]コマンドの[配列]を使って均等に配列する
ここでは、「100x27,5x3000mm」のチャンネルの間に「100x55x1000mm」のⅠ型梁を 8本均等に配列する手順を例に進めていきます。
1.[複写]コマンド❶を起動し、コピーするオブジェクト❷を選択し、Enterを押す。
2.コピーするオブジェクトの「基点」を指定します。
3.「2点目を指定 または ↓」と出るので、十字キーの[↓]を押して[配列]を選択。
4.配列数を入力(ここでは8と入力)し[Enter]。
コピーするオブジェクトも数に入るので、全部で8本並ぶ場合は「8」と入力します。
5.「2点目を指定 または ↓」と出るので、十字キーの[↓]を押して[フィット]を選択します。
6.チャンネルの一番端の端点をクリック。
すると、均等に配列されます。
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以上が、[複写]の配列を使用して均等に配列する手順でした。
このやり方は、階段などを作成するときにも非常に便利ですので、ぜひ参考にしてください。