ある日、いつものようにメールチェックをしていると、ドキッとする件名が目に飛び込んできました。
・・・ん?
AdSense サイト運営者向けポリシー違反レポート・・・?
「キャー!ついに広告配信が止められる~~~!?」
今まで順調にAdSense広告を利用できていたのに、いきなり「ポリシー違反」の通知が届いたら、誰だってパニックになりますよね(汗)。
特に、「AdSenseだけで月100万円」という目標を持っている僕にとって、アカウント停止なんて悪夢以外の何物でもありません!
でも、ご安心ください。慌てる必要はありません。
「ポリシー違反」をしているページを特定し、適切に修正または削除すれば、問題は解決します。
しかし、一番困るのは「どのページの何がポリシーに違反しているのか」がすぐにわからないことですよね。
そこで今回は、Google AdSense広告を掲載しているサイトで、「ポリシー違反している記事を迅速に特定し、対応するための最新の方法」を解説していきます。
ポリシー違反によるペナルティと最新の動向
ポリシー違反に対する最も厳しいペナルティは、依然として「アカウント停止」です。
これは、収益の柱を失うことを意味し、運営者にとって致命的な打撃となります。
しかし、Googleのポリシー執行は進化しており、以前よりも違反の種類や程度に応じた段階的な措置が取られる傾向にあります。
例えば、軽微な違反の場合、広告の表示制限や収益の減少といった措置が適用されることがあります。
悪質なケースや繰り返しの違反に対しては、最終的にアカウント停止という判断が下されます。
通常、Googleが「ポリシー違反」を検知すると、以下のようなメールが送信されます。

送られてきたメール
このメールを受け取った時点では、「どのサイト」の「どのページ」が問題なのかは具体的に示されていません。
しかし、「ページ単位」で警告を受けていることは理解できます。
メールには通常、以下のような内容が記載されています。
お客様のウェブサイトの特定のページで見つかったポリシー違反に関連する最近のアクティビティをご確認ください。違反措置の適用状況は随時変更される可能性があります。現在適用されている違反については、AdSense ポリシーセンターの [ページ単位の違反措置] をご覧ください。
ようするに、AdSenseの「ポリシーセンター」へアクセスして「ページ単位の違反措置」を確認してください、ということです。
さらに、メールには重要な情報が記載されています。
サイト全体またはアカウントのレベルで発生した違反については、このレポートに含まれませんのでご了承ください。サイトやアカウントのレベルで違反があった場合は、別途メールでお知らせすることがあります。ページ単位であれサイト単位であれ、ポリシー違反がなかった部分については広告掲載が続行されます。
これは、「サイト全体がポリシーに違反しているというわけではありませんよ」というメッセージです。
また、「ポリシーに違反していないページ」については、通常通り広告配信が継続されるため、ひとまず安心できます。
※ただし、ポリシー違反のあるページを放置することは、サイト全体の評価を低下させる可能性があります。そのため、「ポリシー違反」が判明したら、速やかに対応することが重要です。
ポリシー違反しているページの特定方法
Googleから送られてくるメールだけでは、「どの記事」が「どのような」ポリシー違反をしているのかは不明です。
以下に、それを特定するための最新の手順を解説します。
step
1AdSenseポリシーセンターへのアクセス
Googleアドセンスのホーム画面にログインし、左側のメニューから ①「アカウント」 をクリックし、展開されたメニューから ②「ポリシーセンター」 を選択します。
step
2違反措置が適用されたサイトの確認
「ポリシーセンター」が表示されたら、「違反措置が適用されたサイト」の項目を確認し、該当するサイトをクリックします。
step
3違反措置を受けているページの特定
サイトの詳細画面で、「ページ単位の違反措置」が適用されているページを確認し、該当するURLをクリックします。ここに、ポリシー違反が検出された具体的なページが表示されます。
step
4違反内容と解消方法の確認
違反ページの詳細を確認し、「違反について」というリンク(または同様のボタン)をクリックします。ここで、Googleが指摘しているポリシー違反の内容と、推奨される解消方法が表示されます。
通常、以下のいずれかの対応が推奨されます。
- オプション1:問題を修正し、広告配信を「再開」するための審査リクエストを行う
- オプション2:問題のあるページの広告配信を「停止」する
step
5具体的な違反内容の精査
「違反について」をクリックすると、具体的にどのようなポリシーに違反しているかが明示されます。
例: 今回のケースでは、「アダルトコンテンツ(性的な内容)について」という違反でした。これは、性的な興奮を煽るような表現や、性行為を想起させるコンテンツが該当する可能性があることですね・・・めちゃくちゃ心当たりありました(笑)
step
6違反している該当箇所の特定
多くの場合、ポリシーセンターには違反しているページのURLが直接表示されています。
このリンクをクリックし、該当ページを開いて、具体的にどの部分がポリシーに抵触しているのかを確認します。
確認すると、思いっきり「エッチ」だの「セックス」だのといった「性的なものを暗示するコンテンツ」になっていました(笑)
この記事は約8か月前に公開した記事なんですけど、まぁよく今まで何も警告を受けなかったな~って逆にビックリです。
そういえば、この記事を公開する時から、「これ、絶対ポリシー違反になるやろな~」っていう予感はしてたんですよ! だって「エッチ」やら「セックス」っていう「いかにもヤラシイ言葉」を書いているわけですから。※記事の内容はマジメですよ(笑)
で、警告がきたらきたでその時に「修正」するか、この記事自体を「削除」するかを考えればええわ!っていう軽いノリだったんですよ。
実際に警告がきたらきたでめっちゃ焦りましたけどね(笑)
でも、ページ単位での警告でよかったです。
ちなみに「違反しているページ」をサーチコンソールで確認してみると、ペナルティーを受けているからなのか、「クリック数」「表示数」「CTR」「順位」「検索クエリ」など、すべてが表示されませんでした。
※他のページ(ポリシー違反していないページ)はちゃんと表示されていました。
違反ページの修正と審査リクエスト
ポリシー違反が確認されたページをどのように修正するかは、そのページの重要度やトラフィックによって判断が分かれます。
- アクセス数が少ない、または重要度の低いページの場合:ページ自体を削除することが最も迅速な解決策となります。
- ある程度のアクセス数があり、重要な情報を提供しているページの場合: 問題のある箇所を修正し、ポリシーに準拠した内容にリライトします。
今回のケースでは、問題のページがある程度のアクセス数とASP広告からの収益があったため、ページ自体は削除せずに、そのページにAdSense広告を表示させないという対応を取りました。
【WordPressテーマ「AFFINGER6」の便利な機能】
多くのWordPressテーマには、ページ単位で広告の表示/非表示を設定できる機能が搭載されています。
例えば、「AFFINGER6」では、投稿・固定ページの編集画面から簡単に広告の非表示設定が可能です。
アフィンガーの設定画面 上記の設定により、以下の広告が非表示になりました。
- 自動広告
- 「見出し前」すべて(記事内広告)
- 「記事下」スマホのみ(レスポンシブ広告)
- 「記事下」すべて(関連コンテンツ)
さらに、念のため、「エッチ」「セックス」といった直接的な表現を、より穏当な「子作り」という言葉に置き換え、アダルトな印象を避けるように修正しました。
修正が完了したら、必ずGoogleに審査をリクエストする必要があります。
審査リクエストの手順
- AdSenseの「ポリシーセンター」を開き、「ページ単位の違反措置」のページを表示します。
- ページ下部にある 「審査をリクエスト」 ボタンをクリックします。
- 表示された確認画面で、「ガイドラインで示されたあらゆる手順を実施したうえで、このページの審査をリクエストします。」 にチェックを入れます。
- 右下の 「審査をリクエスト」 ボタンをクリックすれば、リクエストは完了です。
まとめと今後の対策
今回は、AdSenseのポリシーに違反している記事を特定し、修正、そして審査をリクエストするまでの手順を解説しました。
一般的に、審査リクエストを送信後、1週間程度で審査結果が通知されることが多いようです。
しかし、僕の場合は、リクエストを送信したその日の夜には審査が完了していました。
※ポリシーセンターを開いて↓この画面が表示されていれば、審査は完了しています。
今回の一件を通して感じたのは、「ポリシー違反」の警告に過度に恐れる必要はないということです。
問題のあるページを特定し、適切に対処すれば、アカウント停止といった最悪の事態は避けられます。
今後は、記事公開前にAdSenseのポリシーを改めて確認する習慣をつけ、意図しないポリシー違反を防ぐための対策を講じることが重要です。
また、過去の記事についても定期的に見直し、問題のある表現がないかチェックすることも有効でしょう。
ポリシーを遵守し、健全なサイト運営を心がけることが、AdSenseでの収益化を長く続けるための最も重要なポイントです。
ちなみに、サーチコンソールを確認したところ、ポリシー違反していたページもまた表示されていました。
めでたしめでたし