どうも、 効率化大好き カズ です。
今回は、ずれた3Dオブジェクトの「面を合わせる方法」について解説します。
きちんと合わせたつもりなのに、よく見るとズレている…
面で合わせたつもりなのに、微妙にめり込んでる…
AutoCAD初心者のうちは、この微妙なズレ直すのが意外と難しかったりします。
結論から言うと、ちょっとした「ズレ」は「移動ギズモ」で簡単に解決できます。
それでは詳しく解説していきます。
※以下の環境で手順を解説していきます。
使用するソフト | AutoCAD 2023 |
ワークスペース | 3Dモデリング |
使用コマンド | 3D 移動ギズモ |
そもそも「移動ギズモ」とはどんな機能?
「移動ギズモ 」は3Dギズモのひとつで、オブジェクトを 3D軸(xyz軸)に沿って移動させることのできる機能です。
移動と言えば「移動コマンド (MOVE)」があるんですが、今回のような面合わせには向いていません。
なぜなら移動コマンドは「移動先」をピンポイントで選択する必要があるからです。
その他にも、「3D位置合わせ 」や「両端揃え 」などの便利な機能もありますが、同じ面合わせでも得意分野が違います。
それに対して「移動ギズモ」は、Y軸とZ軸方向は固定したままX軸方向にだけ移動できるので、面合わせが非常に楽にできます。
3Dギズモを使って面を合わせる
以下のように(A)のパーツが(B)にめり込んでいるとします。
「移動ギズモ」を使って、(A)の下面を(B)の上面に合わせます。
手順
1)まずは[移動ギズモ]を有効にします。
2)移動させるオブジェクト(A)をクリックすると、オブジェクトの中心に移動ギズモが表示されます。
ギズモ ❶の上で右クリックし、[ギズモを再配置]❷をクリック。
3)合わせたい面の端点をクリックすると、移動ギズモが端点に再配置されます。
4)移動したい方向の矢印をクリックします。
カーソルを合わせると矢印が黄色に変わります。色が変わってからクリックしてください。
5)合わせたい面の延長線上にある点をクリックすると、パーツ(A)の底面が(B)の上面にピタッと合います。
端点・中点・中心など、合わせたい面にある点ならどこでもOKです。
※端点が表示されない場合は、[Shift+右クリック]で[端点]を選択してください。
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