どうも、 効率化大好き カズ です。
今回は、AutoCADで「3Dの角パイプ」を作る簡単な方法を紹介します。
[直方体][シェル][エッジフィレット]を使って、以下のような角パイプを作成できます。
※以下の環境で手順を解説していきます。
使用するソフト | AutoCAD 2023 |
ワークスペース | 3Dモデリング |
作成する材料 | 角パイプ(角鋼管) |
3Dの角パイプの作成する
今回は「50x50」の角パイプを長さ「200mm」で作成します。
辺の長さ AxB(mm) | 厚さ t(mm) | 外側のR (mm) | 内側のR (mm) |
---|---|---|---|
50x50 | 3.2 | 6.4 | 3.2 |
角パイプの規格サイズは「東洋特殊鋼業株式会社」さんのHPを参考にさせていただきました。
直方体を作成する
まずは角パイプのベースとなる直方体を作成します。
1.[直方体]コマンドを起動。
2.起点を選択し、「@」+「X方向=50」+「Y方向=50」と入力。
3.高さを200と入力しEnterを押す。
これで元となる直方体ができました。
直方体の中身をくり抜く
次に直方体の中身を「シェル」を使ってくり抜きます。
1.[分離]コマンドの右にある[▼]❶をクリックし[シェル]❷を起動する。
2.「3Dソリッドを選択」と出るので、先ほど作成した直方体をクリック。
3.くり抜く面を選択します。
上の面と底の面の両方をクリックしEnterを押す。
4.くり抜いたあとのオフセットを入力します。
角パイプの厚み(3.2)を入力し[Enter]を押す。
外側にオフセットしたい場合は「-3,2」と入力すればOKです。
5.あとはそのまま[Enter]>[Enter]で確定します。
角を丸くする
次にフィレットエッジを使って角にRをかけていきます。
1.リボンから選択する場合は、[ソリッド]タブを開き[フィレットエッジ]コマンドを起動する。
直接コマンドを入力する場合は「FILLETEDGE」と入力する。
2.フィレットをかけるエッジを選択し[Enter]を押す。
3.[半径]をクリック。
4.外側の R の数値(6.4)を入力し[Enter]を押す。
5.さらに[Enter]を押してフィレットを確定する。
6.同じ要領で内側にも R をかけていきます。
- [フィレットエッジ]コマンドを起動
- 内側の角を選択し[Enter]を押す
- [半径]をクリック
- 内側のR(3.2)を入力し[Enter]をクリック
- 最後に[Enter]でフィレットを確定する
- 角パイプの完成!
以上が、3Dモデルの角パイプを作る簡単な方法でした。