WordPressのお問い合わせに自動返信を設定する方法｜Contact Form 7のメール設定

どうも、 効率化大好き カズ です。

という疑問に答えます。

自動返信メールの設定は Contact Form 7 というプラグインを使えば簡単にできます。

• 【準備】
  • Contact Form 7 のインストール
  • ドメインメールアドレスの作成
  • 管理者メールアドレスの変更
  • お問い合わせフォームの設定
  • お問い合わせページの作成
• 【自動返信メール】
  • 自動返信メールの設定を変更する
  • 自動返信のテンプレートを挿入する

この流れで解説していきます。

【準備】をすでに完了している方は読み飛ばしてください。

この記事は、以下の使用環境で手順を解説していきます。

自動返信メールの準備

自動返信メールを送るためには、以下の5つの準備が必要です。

• Contact Form 7 のインストール
• ドメインメールの作成
• 管理者メールアドレスの変更
• お問い合わせフォームの設定
• お問い合わせフォームのページを作成する

それぞれ詳しく解説していきます。

Contact Form 7 をインストールする

まず１つ目の準備として、お問い合わせプラグイン「Contact Form 7」をインストールします。

Contact Form 7とは、WordPressにお問い合わせフォームを導入できる、日本製のプラグインです

まだ「Contact Form 7」をインストールしていないのであれば、以下の手順でインストールしてください。

※すでにインストールしている方は次へ進んでください。

1. WordPressの管理画面から「プラグイン」❶ ＞「新規追加」❷ をクリック。
   • 
2. ページ右上の検索窓に「Contact Form 7」と入力し、富士山のアイコンのプラグインを見つけます。
   • 
3. 「今すぐインストール」ボタンをクリックして、プラグインをダウンロードします。
   • 
4. インストールが完了すると、「有効化」ボタンが表示されるので、そちらもクリックしてプラグインを有効化します。
   • 
5. 左側に「お問い合わせ」というメニューが追加されていることを確認します。
   • 

以上で、Contact Form 7 のインストール～有効化まで完了しました。

ドメインメールを作成する

自動返信メールを設定するには「ドメインメール」が必要です。

お問い合わせに返信するメールアドレスがまったく関係ないドメインだと、お問い合わせへの返信と思われないからです。

ドメインメールとは、サイトのドメインを使ったメールアドレスのことです（「info@○○.com」のようなメールアドレスです）。

例えば、まったく見たことのないドメインから返信が来たら、メールを開くの怖くないですか？

わたしは怖いです・・・ていうか、なんか気持ち悪いです。。。

なので、サイトと同じドメインのメールアドレスを作成しておきましょう。

Xserverなら簡単に作成できるので、さくっと作っちゃってください。

参考：メールアカウントの追加｜マニュアル

WordPressの管理者メールアドレスを変更する

管理者メールアドレスとは、WordPressの管理者として設定しておくメールアドレスのことです。

サイドバーメニューの［設定］＞［一般設定］で変更できます。

なぜ管理者メールアドレスを変更するのかというと、メール設定の [_site_admin_email] というタグコードが「管理者メールアドレス」と連動しているからです。

メール設定については、後ほど解説します。

管理者メールアドレスの変更

WordPressのサイドバーの［設定］をクリックすると「一般設定」が開きます。

「管理者メールアドレス」❷にサーバーメールアドレスを入力し、最後に［変更を保存］してください。

これで、[_site_admin_email] とサーバーメールアドレスが連動しました。

お問い合わせフォームの設定

お問い合わせフォームのテンプレートの設定をします。

サイドバーメニューの［お問い合わせ］＞［コンタクトフォーム1］＞［フォーム］タブで編集できます。

自動返信を有効にするためには、

• メールアドレスの入力欄
• メール入力を必須にする

この2つが絶対に必要になります。

基本的に、デフォルトのフォームテンプレートをそのまま使えば問題ありません。

※Akismetを使っている場合と、使っていない場合とで、フォームのコードが異なります（Akismet（アキスメット）は、スパムコメントやスパムトラックバックを自動的に検出して削除するためのプラグインです）。

Akismetを使っている場合のテンプレート

<label> 氏名
    [text* your-name akismet:author autocomplete:name] </label>

<label> メールアドレス
    [email* your-email akismet:author_email autocomplete:email] </label>

<label> 題名
    [text* your-subject] </label>

<label> メッセージ本文 (任意)
    [textarea your-message] </label>

[submit "送信"]

このフォームはスパムを低減するために Akismet を使っています。 <a target="_blank" rel="nofollow noopener" href="https://akismet.com/privacy/">データの処理方法の詳細はこちらをご覧ください。</a>

使っていない場合のテンプレート

<label> 氏名
    [text* your-name autocomplete:name] </label>

<label> メールアドレス
    [email* your-email autocomplete:email] </label>

<label> 題名
    [text* your-subject] </label>

<label> メッセージ本文 (任意)
    [textarea your-message] </label>

[submit "送信"]

※メールアドレスの項目は絶対に削除しないでください。

このメールアドレスが、[your-email] というタグと連動しているからです。

つまり、メールアドレスの入力がなければ自動返信ができないということです。

タグについては、自動返信のメール設定でも説明します。

お問い合わせフォームのページを作成する

お問い合わせフォームは、固定ページで作成します。

１．サイドバーメニューの［お問い合わせ］をクリックし、コンタクトフォーム一覧を表示します。

２．作成したコンタクトフォームの横に「ショートコード」が表示されているので、そのコードをコピーします。

３．サイドバーメニューの［固定ページ］＞［新規作成］をクリック。

４．新規作成ページが表示されるので、タイトルを入力し、先ほどコピーしたコードを本文に貼り付けます。

※自動でコンタクトフォームのブロックが挿入されます。

これで準備は完了しました。

ここから、自動返信メールの設定を解説していきます。

自動返信メールの設定をする

自動返信メールの設定は、コンタクトフォームの編集の［メール］タブで行います。

１．［お問い合わせ］＞［コンタクトフォーム1］をクリックし、編集画面を開きます。

２．［メール］タブを開き、下へスクロールしていくと「メール (2)」という項目があります。

「メール (2)を使用」にチェックを入れると、メール (2) のテンプレートの編集が開きます。

▼

自動返信メールのテンプレート

ここで、自動返信メールを作成します。

基本的に、「送信先」～「追加ヘッダー」まではそのままでOKです。

• 送信先：[your-email]
  • お問い合わせフォームに入力されたメールアドレスに送信されます。
• 送信元：[_site_title] <ドメインメールアドレス>
  • 自動返信メールに、［サイト名］と［メールアドレス］が送信元として表示されます。
• 題名：[_site_title] "[your-subject]"
  • お問い合わせフォームに入力された題名（件名）が表示されます。
• 追加ヘッダー：Reply-To: [_site_admin_email]
  • ユーザーが自動返信メールに対して返信した場合、どのメールアドレスに届くようにするのかを指定できます。
  • 管理者メールアドレスと同じでいい場合は、そのままでOkです。

管理者メールアドレスを「サーバーメールアドレス」に変更している場合、特にここでは変更しなくても大丈夫です。

メーセージ本文は、以下に3パターン用意しました。

そのままコピペしてもらってもいいですし、例文を元に、オリジナルメッセージの作成にも使えます。

自動返信メールの設定が完了したら、［保存］ボタンをクリックして設定を反映させてください。

メール設定で使えるメールタグは以下の通りです。

自動で返信されるかテストする

自動返信メールのテンプレートを作成しましたら、正しくメールが届くかをテストします。

実際にお問い合わせフォームより送信されると、管理者とユーザーにメールが届くはずなんですが、もしかしたら何かの手違いで届かない…ということが起こるかもしれません。

実際わたしも、WEBメールの設定が原因でお問い合わせメールが届かないというトラブルがありました。

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実際にユーザーからのお問い合わせがあってからだと手遅れになるので、自動返信メールが正しく届くかをテストしておきましょう。

１．まずは、サイトに設定したお問い合わせフォームを入力し、テスト送信します。

送信すると、以下のように「メッセージは送信されました。」と表示されます。

入力した内容に問題がある場合は、以下のように「入力に問題があります。」と表示されます。

２．管理者メールアドレスと、お問い合わせフォームに入力したメールアドレスに自動でメールが送られているはずなので、それぞれチェックしてみます。

• ユーザー側：お問い合わせしたユーザー
• 管理者側　：サイトの管理者

• お問い合わせフォームに入力したメールアドレスにきちんと届いているか
• 管理者にもお問い合わせ内容のメールがきちんと届いているか
• 自動返信メールの内容に問題はないか（特にタグはきちんと機能しているか）

これらをチェックし、問題なければ、自動返信メールの設定はこれで終了です。おつかれさまでした。

以上がWordPressでお問い合わせフォームから自動返信メールを送る方法です。

この方法を使えば、ユーザーから送られた内容にすぐ対応できるだけでなく、ユーザーも安心感や満足感が高まりますので、ぜひ試してみてください。