どうも、 効率化大好き カズ です。
今回は、Screenpressoの「ビデオキャプチャ」の使い方と設定方法について解説します。
Screenpressoのメインは「画面キャプチャ」と「画像編集エディタ」ですが、「ビデオキャプチャってどうなの?」という疑問もあると思います。
結論から言うと、簡易的な画面録画をするのであれば、十分満足できるレベルです。
とはいいつつ、細かな設定もできるので、そこらへんも詳しく解説したいと思います。
静止画でキャプチャする方法はこちらの記事をチェック↓
描画機能の使い方はこちらの記事をチェック↓
Screenpressoの「ビデオキャプチャ」でできること
Screenpressoのビデオキャプチャは、具体的にどのようなことができるでしょうか。
大きく2つ。
- デスクトップ画面を録画する
- 画像をエクスポートする
それぞれ詳しく解説していきます。
デスクトップ画面を録画する
基本的には、PCのデスクトップ画面を録画する機能です。
その中でも、
- 窓なし
- 窓あり
の2種類があります。
窓なし
指定した範囲でデスクトップ画面を録画します。
まぁ一般的な画面録画機能です。
窓あり
ウェブカメラの画像を画面に小さく表示させる機能です。
解説動画を作るのに最適です(設定方法は後ほど解説します)。
画像をエクスポートする
キャプチャした動画の中で、静止画として残しておきたい場面をキャプチャできます。
動画再生中、もしくは動画を一時停止して状態で[画像をエクスポート]をクリックすると、静止画としてワークスペースに保存されます。
とりあえず録画しておいて、後から説明に必要なところだけをスクリーンショットして使うというやり方が効率的で良いと思います。
ビデオキャプチャの使い方
使い方を簡単に説明すると、
- ビデオキャプチャを起動する
- 録画範囲を決める
- 録画を開始する
- 録画した動画を確認し保存する
この4ステップです。
あとは、録音の有無と、ウェブカメラの映像を入れるかを選択するだけですね。
それぞれ詳しく解説していきます。
ビデオキャプチャを起動する
まずはビデオキャプチャを起動します。
起動方法は3つあるので、好きなやり方で起動してください。
- クイックキャプチャウィンドウから起動
- 画面上部にあるクイックキャプチャウィンドウからワンクリックで起動できます。
(※クイックキャプチャウィンドウを有効化しておく必要があります)
- 画面上部にあるクイックキャプチャウィンドウからワンクリックで起動できます。
- タスクバーのアイコンから起動
- 右下にあるタスクバーのアイコンを右クリック→[録画]を選択。
- もしくは、アイコンを左クリックしワークスペースを開く→[録画]をクリック
- ショートカットキーで起動
- ホットキー登録しているショートカットキーを押して起動します(デフォルトは「Ctrl + Printscreen」)。
(※頻繁にビデオキャプチャを使う場合は、ホットキー登録しておくことをオススメします)
- ホットキー登録しているショートカットキーを押して起動します(デフォルトは「Ctrl + Printscreen」)。
録画ボタンを押すと、ビデオキャプチャする範囲とツールバーが表示されます。
録画範囲を決める
次に録画範囲を決めます。
5種類のサイズ+各モニターの解像度から選ぶか、自分で録画範囲を調整するかのどちらかです。
四隅と円辺の中央にある黒丸をクリックしたまま動かすと、自由に録画範囲を調整することができます。
中央にある十字キー をクリックしたまま動かすと、サイズを維持した状態で録画範囲を移動できます。
録画を開始する
ツールバーの中央にある「録画開始ボタン」をクリック、もしくは「ホットキー」を押すと、録画が開始します。
カウントダウンを表示させることも可能です。
設定で[キャプチャを遅らせて起動]をONにする(後ほど詳しく解説します)。
カウントダウンの秒数を変更する
1)[Screenpresso設定]>[動画キャプチャ]❶を開く。
2)[キャプチャを遅らせて起動]を[はい]❷にし[設定]❸を開く。
3)遅らせる秒数を設定し[OK]をクリック。
これで設定した秒数後に録画がスタートするようになりました。
録画を停止する
停止ボタンをクリック、もしくは録画開始と同じショートカットキーを押せば録画は停止します。
一時停止はありません。
外部ソフトウェアのインストールが必要
停止後、「追加の外部ソフトウェアが必要です」と出てくるので、外部ツールをインストールします。
1)[今すぐダウンロードしインストールします]をクリック。
「Screenpresso で動画ファイルを管理するには、2 つの無料のサードパーティ ソフトウェア (GPL ライセンス) を含むビデオ パックが必要です。続行するにはダウンロードする必要があります。」と書いてあります。
2)インストールが始まるので、しばらく待ちましょう(3分ぐらいかかりました)。
インストールが終わると「Screenpresso メディアプレーヤー」が開いて、キャプチャした動画が再生されます。
ビデオキャプチャの設定いろいろ
ここからは、ビデオキャプチャの設定について詳しく解説していきます。
設定は大きく以下の2つです。
- ビデオキャプチャのツールバーの設定
- Screenpresso設定の[動画キャプチャ]タブの設定
それぞれ解説していきます。
ビデオキャプチャのツールバーの設定
ツールバーの設定では、
- 音(マイク)の ON・OFF
- ウェブカメラの ON・OFF
- ズームの ON・OFF
- サイズの変更
この4つが切り替えできます。
音(マイク)
マイクのアイコンをクリックすることで、マイクの音声を録音するかどうかの切り替えができます。
マイク ON | |
マイク OFF |
有料版はシステム音も録画できます。
※ノイズのないPC内の音楽を録音しながら録画も可能です。
ウェブカメラ(自撮り)
ウェブカメラの映像を録画画面に入れるか入れないかを切り替えできます。
顔出しで解説動画を作る場合は必須ですね!
ウェブカメラ ON | |
ウェブカメラ OFF |
ウェブカメラの映像を表示する窓(録画範囲に対して約1/16サイズ)は自由に動かせます。
ズーム(拡大)
録画画面をズームできる機能です。
ズームONで、録画サイズの1/4の範囲を、2倍に拡大して録画できます。
フルサイズで録画していて細かい部分を説明するときに便利です。
ズーム ON | |
ズーム OFF |
ズームする範囲は自由に動かせます。
「ズーム」だけはホットキー登録をオススメします。
なぜなら、ズームをONにすると、マウスがある場所がズームになってしまうからです。
つまり、
- ズームアイコンをクリック
↓ - アイコンに近い範囲が拡大
↓ - ズーム枠を拡大したい場所まで移動させる
という非効率な操作と、画面が上下左右するという見にくい状態になってしまいます。
ホットキーを使うと、拡大したい場所をピンポイントで狙えるので、画面の切り替わりもスムーズで見やすいです。
なのでズームだけはホットキー登録をオススメしています。
[Screenpresso設定]>[ホットキー]>[ズームを有効化]←ここにショートカットキーを登録する。
録画範囲のサイズ
用意されているサイズは 5種類+使用しているモニターのサイズが一覧表示されます。
上記は、モニター2台で使用している場合に表示されるサイズ一覧です。
- 「フルスクリーン 1」は、モニター1のサイズ
- 「フルスクリーン 2」は、モニター2のサイズ
- 「Full desktop」は、1と2のモニターを合わせたサイズ
設定
[設定]を押すと「Screenpresso 設定」が開きます。
設定については次の項目で詳しく解説します。
Screenpresso設定動画キャプチャ タブの設定
動画タブで、より細かな設定を実装できます。
ここでは[Screenpresso設定]で変更できる動画キャプチャの設定について、上から順番に解説していきます。
ファイル名
保存するときのファイル名をここで設定できます。
- 日付けと時間(デフォルト)
- 連番をつける
- ユーザー設定
※別ページが開き、ファイル名をカスタマイズできます。
7つの設定項目の設定
- [直接MP4に録画]
→チェックを入れると[オーディオの詳細設定]が消えます。 - [録画停止後プレビューを表示する]
→すぐにプレビューを確認したい場合はチェックを入れる。 - [録音&マイク]
→ビデオツールバーのマイクのオン・オフと連動しています。 - [システムサウンドを録音]
→PC内の音をマイクを通さずに録音できます。 - [カーソルを強調]
→カーソルの周りに黄色い円が表示されます。 - [マウスクリックを強調]
→マウスをクリックすると赤の円が広がります。 - [ビデオツールバーを表示したままにする]
→表示をオフにすると、録画開始と同時に、ビデオツールバーが消えます。
※ホットキー(「スクリーンショット」に設定しているキー)を押すと録画は停止します。
すかし
[はい]>[設定]で、画像・テキスト、もしくはその両方を動画内に表示するための設定が開きます。
画像をすかしとして使う場合
1)[画像を使う]❶にチェックを入れるとエクスプローラーが開くので、すかしに使いたい画像を選択できます。
2)[設定]❷をクリックすると、画像の透過性と影の強度を変更できます。
3)9マス❸を選択することで、画像を表示したい場所を選べます。
4)[参照]❹で画像を再選択できます。
テキストのすかしを使う場合
すかしの設定を開くと、デフォルトで[テキストを使う]にチェックが入っています。
1)表示させたいテキストを❶に入力します。
2)[設定]❷をクリックすると、テキストの描画オプションが開きます。
3)9マス❸を選択することで、画像を表示したい場所を選べます。
4)[タイムスタンプを使う]❹にチェックを入れると、現在の時刻をすかしとして入れることができます。
キャプチャを遅らせて起動
[はい]>[設定]で、何秒遅らせて録画を開始させるのかを指定できます。
遅らせる秒数に制限はありませんが、だいたい3~5秒ぐらいが扱いやすいと思います。
指定の時間で録画を停止
録画時間を指定することで、強制的に録画を停止できます。
録画停止前にカウントダウンの表示がないので注意。
以上がビデオキャプチャの設定でした。
一般的に変更しないと思う設定は省いていますのでご了承下さい。
まとめ
今回は、ビデオキャプチャの使い方と設定方法について解説しました。
簡易的な動画を撮るのなら、Screenpressoのビデオキャプチャは非常に便利だと思います。
もっと機能性をもとめるのであれば、動画に描画が使える「Bandicam」がオススメです。