この記事では、WordPressインストール後の設定について、最低限やっておくべきことだけに焦点を当てて解説しています。
WordPressをインストールできたけど、設定の項目がありすぎてどこから手をつければいいのかわからない…、意味がわからない…、という方はぜひ参考にしてください。
WordPressの設定項目は6つ
WordPressインストール後に設定できる項目は以下の6つです。
- 「一般」:サイトタイトルやアドレス(URL)などの基本的な設定
- 「投稿設定」:記事や固定ページの投稿に関する設定
- 「表示設定」:トップページに表示するコンテンツやRSSフィードに関する設定
- 「ディスカッション」:コメントやピンバックに関する設定
- 「メディア」:画像サイズに関する設定
- 「パーマリンク設定」:記事や固定ページのURLの表示方法に関する設定
まずは、この6つの項目の中でも特に必要なものだけに絞って設定を変更していきます。
※ちなみに、新しくプラグインを入れていくたびに設定項目がどんどん増えていくので、プラグインを入れる前に初期設定だけは終わらせておきましょう。
一般設定
一般設定は約10項目ほどありますが、やっておくべきことは以下の2つだけです。
- キャッチフレーズの削除
- アドレス「 http」⇒「 https」に変更する
サイトのタイトル(サイト名)は今後変更する可能性があるので、今すぐ完璧なサイト名を考える必要はありません。
メールアドレスは、WordPressをインストールするときに設定したアドレスがそのまま反映されています。基本的に変更しなくてOK。コメントが付いたときや、WordPressからのお知らせが届く通知先を変えたい場合のみ変更してください。
その他の項目はディフォルトのままでOKです。
1.キャッチフレーズの削除
ディフォルトのキャッチフレーズは、「Just another WordPress site」になっているので、まずはこれを削除します。
サイトのキャッチフレーズはあったほうがいいとは思いますが、洗礼されたキャッチフレーズを考えるのはハッキリ言ってむずかしいです。
変なことを書いてしまうとマイナスイメージにしかならないので、じっくり考えてから書きましょう。
2.「http」⇒「https」に変更する
WordPressアドレスと、サイトアドレスを変更します。
ディフォルトでは「http://」になっています。せっかくドメイン設定でSSL化まで完了しているので、「https://」に変更しておきましょう。
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投稿設定
投稿設定は特に変更しなくてもOKです。
表示設定
表示設定も特に変更する項目はありません。
※「1ページに表示する最大投稿数」は多いほうが見てもらえる可能性が高いんじゃないの? って思うかもしれません。でも、投稿を表示する件数が多すぎると、サイトの読み込み速度が低下する原因になります。なので、10前後にしておきましょう。
ディスカッション設定
ディスカッション設定は特に変更するべき項目はありませんが、どうせならアバターは変えておいたほうがいいです。
アバターの設定には2つの方法があります。
- 「Gravatar」(ディフォルト)で登録する方法
- 「WP User Avatar」というプラグインを使う 方法
「Gravatar」を使用する場合、アカウント作成などが必要になるので、正直めんどくさい…。
「WP User Avatar」というプラグインを使えばめんどくさい登録なしで簡単に設定できます。
「WP User Avatar」でアバターを設定する手順
①「プラグイン」⇒ ②「新規追加」をクリック。
①「WP User Avatar」と入力し、プラグインが表示されたら、②「今すぐインストール」をクリック。
インストール後「有効化」すればすぐに使えます。
画像の設定は簡単♪
「画像の選択」をクリックし、
メディアライブラリから、プロフィールに使いたい画像をチェックし、「選択」をクリック。
このように、簡単に変更できました。
メディア設定
- サムネイル画像のサイズ
ディフォルト:幅150 高さ150 - 中程度の画像のサイズ
ディフォルト:幅300 高さ300 - 大きな画像のサイズ
ディフォルト:幅1024 高さ1024
特にサイズを変更する必要はありません。
※ちなみに、僕はいつもフルサイズで挿入しています。
※表示する大きさを変更するだけで、アップロードした画像のサイズを変更するわけではありません。なので画像サイズを変更してからアップロードしましょう。
パーマリンク設定
パーマリンクとは、ページごとに設定するURLのことです。
これがすごく重要で、Googleが公開しているガイドラインにも重要性が書かれています。
サイトの URL 構造はできる限りシンプルにします。論理的かつ人間が理解できる方法で(可能な場合は ID ではなく意味のある単語を使用して)URL を構成できるよう、コンテンツを分類します。たとえば、航空機(aviation)に関する情報を探している場合、http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation のような URL であれば、見ただけで必要な情報であるかどうかを判断できます。http://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc944f41daa6f849f730f1 のような URL 自体は、ユーザーの関心を引くことはほとんどありません。
「シンプルな URL 構造を維持する」より抜粋
ようするに、「URLは意味のある単語を使用しなさい」ということですね。
なので、基本、日付と投稿名、月と投稿名、数字ベースなどは意味がわからないので避けたほうが無難です。
Googleのガイドラインに書いている条件を満たせるのは「カスタム設定」です。
「カスタム設定」を有効にする手順は以下を参照してください。
カスタム設定の手順
①「設定」⇒②「パーマリンク設定」をクリック。
「カスタム構造」にチェックを入れて、ディフォルトで入力されている文字を削除する。
①「/%postname%」をクリックすると「/%postname%」と入力されるので、間違いなければ ②「変更を保存」をクリックすれば、パーマリンク設定は完了です。
まとめ
今回は、WordPressインストール後にすぐやる初期設定について解説しました。
まとめると、やるべきことは以下の3つだけです。
- キャッチフレーズを削除する(一般設定)
- アドレス「 http」⇒「 https」に変更(一般設定)
- パーマリンクを「/%postname%」に変更する(パーマリンク設定)
最低限これだけやればOKです。
いろんな人の意見を聞けば聞くほどわけがわからなくなるので、むずかしいことを言っている人の意見は無視でも大丈夫(笑)。
ただ混乱して手が止まるだけなので。
最後に、アバターの設定(ディスカッション設定)方法も書きましたが、どうせならやったほうがいい程度なので、手が止まるようならパスしちゃいましょう。